パステルアートとは
パステルアートとは、パステルというカラフルな画材を使って描くアートです。
美術の世界でパステル画というと、ソフトパステルを使った本格的な絵画を指しますが、最近ではハードパステルを削って粉状にすることで、誰でも簡単に素敵な絵が描けるパステルアートが広まっています。
ここでは後者のパステルアートを紹介していきます。
☆ハードパステルとソフトパステルの違いについては、パステルの種類をご覧ください。
パステルアートの5つの特徴
パステルアートは、発色のいいパステルを削って粉にして使うことで、誰でも簡単に美しい絵が描けるのが特徴です。
パステルアートにもたくさんの種類がありますが、共通している主な特徴は次の5つです。
パステルを削って粉にする
パステルは発色の良さが特徴ですが、本来素人には扱いづらい画材です。そんなパステルをカッターナイフなどで削って粉状にすることで、誰でもきれいな色を出せるようになったのがパステルアートの特徴です。
指やコットンで伸ばす
粉にしたパステルを指やコットンなどで伸ばすことにより、広い面積を簡単に均一にぬることができます。また粉の量や力を加減するだけで簡単に美しい色のグラデーションを表現することができるのが特徴です。
練り消しゴムで色を抜く
パステルは定着力が弱いため、練り消しゴムで消すことができます。その特性を活かして、パステルでぬった色を練り消しゴムでほどよく抜くことで、透明感や奥行きのある幻想的な絵を描くことができます。
型紙(テンプレート)を使う
輪郭のはっきりした図柄を描きたいときは、指やコットンでは難しいため、型紙(テンプレート)を使います。
正方形の画用紙に描く
パステルアートは、15cm×15cmの白い正方形の画用紙に描くものが多いです。また正方形の四辺をセロハンテープやマスキングテープで縁取りをして、枠をつくることも多いです。
パステルアートの種類
パステルアートにはパステルシャインアートとパステル和アートを筆頭に、いろいろな種類のアートがあります。
結晶の花・パステリア書・曼荼羅ワーク・シルエットパステル・ノワールアートなど、それぞれに特徴がありますので、自分に合ったパステルアートを探してみましょう。
詳しくはパステルアートの種類と主な講座で紹介しています。
参考文献・おすすめの本
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