初心者におすすめの大人の色鉛筆【5選】
色鉛筆は子どもの頃に使ったことがあると思いますが、実は小学校などで使う色鉛筆は、安くて丈夫な文房具としての色鉛筆です。
丈夫ということは芯が硬いということで、細部をていねいに描くのには向いていますが、混色したり濃い色を出すのには向いていません。
アートで使う画材としての色鉛筆は、発色がよく描き心地もなめらかで、子どもの頃に使っていた色鉛筆とは全く違います。
SNSでみかける「この色きれいだな~」と思う色鉛筆の作品は、こちらの大人向けの色鉛筆が使われていることが多いです。
色鉛筆は誰でも使いやすく気軽にアートが楽しめる画材です。大人向けの色鉛筆は少し高価ですが、色鉛筆のレベルも楽しさもきっと上がるので、使ってみてほしいと思います。
それでは初心者にもおすすめの大人の色鉛筆を紹介していきましょう。
ポリクロモス色鉛筆
ポリクロモスは、世界一有名な鉛筆メーカーであるファーバーカステル社(ドイツ)を代表する油性色鉛筆で、大人用の色鉛筆の中で最も人気があります。
プロでもアマでも使える高品質な色鉛筆で、色鉛筆のレッスン本でも、ポリクロモスとカリスマカラー(後述)が紹介されていることが多いです。
バランスが良くとても使いやすいので、おすすめの色鉛筆を聞かれたら、まずはこちらをおすすめしています。
ポリクロモスには「12色・24色・36色・60色・72色・120色」のセットがあります。
これはどの色鉛筆にも言えることですが、色鉛筆を買うときは必要な中間色がそろっている30色以上のセットがおすすめ。
やはり全色セットが一番満足度が高いですが、予算もあると思うので、まずは30~60色セットで買ってみて、後から必要な色を単色で買い足すという方法もあります。
カリスマカラー色鉛筆
カリスマカラーはサンフォード社(アメリカ)の油性色鉛筆です。色鉛筆の中でもトップクラスの芯の柔らかさで、鮮やかな発色が特徴の色鉛筆です。
インスタグラムなどで見る、色の鮮やかな色鉛筆の作品は、カリスマカラーが使われていることが多いです。
ポリクロモスは落ち着いた自然な絵が描きたい時に、カリスマカラーはリアルでクリアな絵を描きたい時におすすめです。
スーパーリアルな色鉛筆画で有名な林亮太さんもカリスマカラーを使われています。
カリスマカラーには「12色・24色・48色・72色」のセットがあります。
ユニカラー色鉛筆
ユニカラーは三菱鉛筆社(日本)が開発した、日本を代表する油性色鉛筆です。
全100色の豊富な色数と、立体的なオリジナルケースが特徴で、国産の安定した品質はプロからアマまで人気があります。
発色はクリアですが、海外の同ランクの色鉛筆と比べると芯は少し硬めに感じます。
混色や重ねぬりで色をぬりこむというよりは、単色で丁寧に描きこむタイプの日本らしい色鉛筆です。
それでも一般的な色鉛筆と比べると描き味は十分なめらかです。ほどよい硬さが細部をぬりやすく、繊密な大人のぬり絵やコロリアージュに向いています。
100色フルセットでも9,000円以内で購入することができるため、ポリクロモスと並んで、色鉛筆の入門におすすめした画材です。
ユニカラーには「36色・72色・100色」のセットがあります。
ペリシア色鉛筆
ペリシアは三菱鉛筆社(日本)による日本最高クラスの油性色鉛筆です。
色数は全36色と少なめですが、芯が柔らかく描き心地はとても滑らか。混色もできるので表現力の幅が広がります。
合皮のオリジナルケースも高級感があり、ギフトにも人気の色鉛筆です。
プリズマカラー色鉛筆
プリズマカラーはサンフォード社(アメリカ)の油性色鉛筆です。
実はプリズマカラーは、カリスマカラーの旧ブランド名で、ケースや基軸はちがいますが芯は同じ色鉛筆です。
旧版であるプリズマカラーはカリスマカラーより安く購入できるのがメリットなのですが、品質が安定しておらず、割れていたとか、同じ色が入っていたとか時々耳にします。多少のトラブルに目をつぶれるなら、コスパのいい色鉛筆です。
プリズマカラーには「12色・24色・36色・48色・72色・132色・150色」のセットがあり、カリスマカラーより色数が豊富なのも人気です。
参考文献・おすすめの本
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