『日輪草』宇宙に輝く太陽の花(四季の花を愉しむ曼荼羅スクラッチアート)
先日販売となりました自著『四季の花を愉しむ曼荼羅(自律神経を整えるスクラッチアート)』より、個々の作品を紹介させていただきたいと思います。
今回は『日輪草』
日輪草(にちりんそう)とは、ひまわりの別名です。
スクラッチアート『日輪草』
日輪草=ひまわりは日本の花ではありませんが、子どもから大人まで親しみのある夏を代表する花。『四季の花を愉しむ曼荼羅』に含めたいと思いました。
ひまわりというと、
大きなまるい花が特徴ですね。
今作は長方形の紙面をいかし、端に2つのひまわりを描きました。
パッケージの見本では縦向きの作品になっていますが、横向きにして左右に2つのひまわりとしてもおもしろいと思います。
太陽のような輝きを表現したいと思い、花びらはレインボーカラーになっています。
そして、中央のまるい部分(種になるところ)は、日本の伝統模様「麻の葉」で表現しました。
伝統模様の麻の葉には、子どもが健やかに成長するように…という想いが込められており、未来につながる種のイメージにぴったりです。
面を多めに削ったキラキラバージョンはこちら↓
せっかくなので2つの花を別のパターンで削ってみました。花びらは線の内側にも色をつけているので、よければ削ってみてほしいと思います。
『日輪草』は、花びらの線が太めなのでスクラッチアートの練習用にもおすすめの作品です。一方、麻の葉模様の部分は細めの直線なので、専用ペンの細い方を使うと削りやすいと思います。
「日輪草」の意味と花言葉
ひまわりは「向日葵」とも「日回り」とも書かれ、「日輪草(にちりんそう)」の他にも、「日車(ひぐるま)・日車草(ひぐるまそう)・日回り草(ひまわりそう)」と多くの別名をもつ花です。
英語では「Sunflower(サンフラワー)」、フランス語では「Soleil(ソレイユ)」とよばれ、いずれも太陽を表す名前です。
ひまわりの花言葉は
「私はあなただけを見つめる」
「愛慕」
「崇拝」
「情熱」
「あこがれ」
ひまわりの成長期にみられる、常に太陽の方に向かう性質(向日性)が由来となった花言葉が多いです。
伝統模様「麻の葉」の意味
この模様は「麻の葉(あさのは)」または「麻の葉つなぎ」といい、日本の伝統模様のひとつです。
六角形をベースとした幾何学模様で、平安時代から仏像の装飾品などに使われています。
この模様が麻の葉に似ている事から、麻の葉を表す模様として庶民に親しまれるようになりました。
麻の葉は成長が早いため、「子どもの健やかな成長」を願う想いが込められ、子どもの着物の模様として人気です。
また麻の葉は虫がつきにくいことから神聖な植物とされています。麻の葉模様には「魔除け・厄除け」の効果があるとされ、赤ちゃんの産着の模様としても使われてきました。
四季の花を愉しむ曼荼羅スクラッチアート
スクラッチアートの制作のきっかけや作品に込めた想いは、こちらの記事をご覧いただければと思います。
書店やオンラインストアで購入することができますので、どうぞよろしくお願い致します。
自律神経を整えるスクラッチアート
四季の花を愉しむ曼荼羅
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