鏡の象徴的な意味
真実・真理・啓示・魔除け
鏡は真実を映し出す
現実の姿をそのまま映し出す鏡は、真理・啓示の象徴です。
鏡には霊的な力が宿ると考えられており、目に見えないものを映し出したり、別の世界の入り口になることもあります。
鏡は古来より神事や占いに用いられてきており、今でも神鏡が祀られている寺院があります。
魔除け・厄除けの象徴
光を映し反射する鏡は、邪悪なものを跳ね返す力があると信じられ、魔除けや厄除けの象徴とされてきました。
日本神話でもギリシャ神話でも、鏡を使って魔物を退治する話があります。
鏡が割れると不吉な感じがしますが、「鏡が割れることで不吉の身代わりになってくれた」とか「不吉を知らせてくれている」と解釈もあります。
鏡は「三種の神器」のひとつ
日本では古代より、鏡・剣・勾玉の三種がセットになり、権力を象徴するものでした。
特に日本神話に登場し天皇家に伝承されている三種の神器、八咫鏡(やたのかがみ)、草薙剣(くさなぎのつるぎ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)は有名です。