
火の象徴的な意味
情熱・エネルギー・生命力・怒り・創造・破壊・浄化・再生・神聖
情熱・エネルギーの象徴
メラメラと燃える火は、情熱やエネルギーの象徴です。
「命の灯火」というように、火は動物の生命力も象徴します。
やる気と怒りのイメージ
心が燃えるというのはどのようなイメージでしょうか。
情熱ややる気に満ちているのかもしれませんし、大きな怒りを感じているのかもしれません。
このように同じようなイメージでも、ポジティブな意味とネガティブな意味をもつことがあります。
破壊と創造の象徴
大昔、人は火を得ることで、暖を取り、食事を温め、新たな道具を創造することができました。
火は文明の発展に欠かせないものであると同時に、圧倒的なエネルギーで対象を焼き尽くす破壊の象徴でもあります。
浄化と再生の象徴
火は邪悪を焼き尽くす力があることから浄化のシンボルにもなります。
寺社で行われる「お焚き上げ」をはじめ、多くの儀式で火を神聖なものとして扱われています。
お焚き上げは単に燃やしているのではなく、遺品や神聖な物、想いが込もった物などを供養・浄化して天に還す儀式です。
また不死鳥のように、炎となって燃え上がり、その灰から再び生まれ変わるという再生のイメージもあります。
火の浄化と水の浄化
火と水は相反するイメージなのに、どちらも浄化の象徴的意味をもつのがおもしろいところです。
火は赤く、高いエネルギーで汚れを焼き尽くすという浄化作用。
水は青く、清らかなエネルギーで汚れを洗い流すという浄化作用。
そしてどちらも生命や再生へとつながります。